「創業5周年や10周年の節目を記念して新しい社章を作りたい!」
「新規上場や社名変更のタイミングで社章をリニューアルしたい!」
「新しく社内資格制度を立ち上げたので『認定バッジ』を作りたい!」
でも、いざ作るとなると「どんなバッジにすればよいのだろう?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
社章は社員の皆様が胸につける“企業の顔”となる大切なバッジです。どうしたら身につけて誇らしい社章になるか?安っぽい社章に見られないためにどうすべきか?今回は社章・バッジを作る上で見直したい**「11のポイント(方法)」**をまとめました!
1. その社章、大きすぎない?(最適なサイズ選び)
社章はスーツの左襟にある穴(フラワーホール)に装着しますが、社章があまりにも大きいとイベント用のピンバッジをつけているように見えてしまい、フォーマルな装いとして少しかっこ悪くなってしまいます。
かといって小さすぎるとデザインが見えなくなってしまいますが、**「気持ち小さめ」くらいのサイズ感**のほうが社章としては上品で洗練された印象を与えます。弊社でこれまで製作してきた社章も、だいたい**直径12mm〜15mmくらい**におさまるものが最も多く、人気があります。
2. デザインが複雑すぎないか?(引き算の重要性)
社章を新調するとなると、企業ロゴだけでなく会社名や創立年、数字など色々と要素を入れたくなります。しかし、1cm前後の小さな社章にたくさんの要素を詰め込みすぎると、少し離れて見たときにどんなデザインなのか全く分からなくなってしまいます。
企業ロゴがある場合は、ロゴをメインに据えて**ある程度シンプルにまとめる(引き算する)**ことが、洗練された社章に仕上げる重要なコツです。
3. 裏の金具どうする?(用途に応じた留め具選び)
社章の裏金具にはいくつかの種類があり、最も一般的なのは「タイタックピン(針式)」や「ネジ式」のものです。これらは服の穴や生地に通して固定するタイプですが、最近では「女性社員が多いので洋服に穴を空けたくない」というご要望からマグネット(磁石)式を検討される方も増えています。
しかし、最近の強力な磁石は頼もしい反面、その強力さゆえにバッジ本体から磁石が剥がれてしまったり、落とした衝撃で割れやすいというデメリットもあります。末長く使っていただく社章ですので、服を痛めずにタイピンのように生地を挟み込むタイプの金具もおすすめです。
4. 金や銀でシンプルかつ上品な社章に
ロゴ部分を金属磨きで輝かせ、金メッキや銀メッキ(ロジウムメッキ)でコーティングする社章はとてもシンプルですが、遠くからでもピカッと光り誠実でかっこいい仕上がりになります。
先日、電車内で会社の部長や役員クラスと思われる方がビシッとした素晴らしいスーツを着て座っていらっしゃいました。しかし、胸元に付いている社章を見るとプリントシールで作成されたもので、正直そこだけ安っぽく感じられてしまい勿体なく思いました。職人の磨きで勝負している本物の金や銀のバッジのほうが絶対に似合うはずです。
5. 色を入れるならどんな種類がある?(色入れ技法)
「自社のコーポレートカラーがオレンジだから色を入れたい!」というように、色を使った社章もたくさん作られています。
色を入れる場合は、メッキしたバッジの凹部分に塗料を流し込み、ラッカー塗装やエポキシ樹脂でコーティングします。特に**「研ぎエポ」**と呼ばれる色入れ方法は、塗料を流した後に表面を研磨して平らに仕上げるため、非常に発色が綺麗で滑らかな高級感が出ることから社章製作でとても好まれています。
6. 伝統的な技法でうんちくを語れ(ダムシン仕上げ)
社章や徽章は歴史が長いため、今ではあまり聞き慣れない専門用語や伝統技法があります。
例えば**「ダムシン」**は、社章のロゴの周りを「つや消しの黒」でコーティングする伝統的な技法です。金や銀の金属光沢とつや消し黒の相性は抜群によく、このダムシン仕上げは長年にわたって非常に高い人気を誇っています。もともとは漆を焼き付けてつや消しの黒を出していました。「うちの社の社章、ダムシン仕上げだから渋いだろ?」と語れる魅力があります。
7. 「七宝焼き」も差別化できるポイント
七宝焼きは、日本の伝統工芸である色入れの手法で、ガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けることで独自の美しい色合いと光沢を表現します。
特に、半分透けて中の金属がうっすら見え隠れする「半透け」の七宝焼きは、現在作れる製作所や職人が非常に少なくなっており大変貴重です。社章に七宝焼きを採用することで、他社にはない芸術性と特別感をプラスして差別化することができます。
8. キラキラさせるスワロ社章(ラインストーン)
社章の周囲やワンポイントに小さなスワロフスキー(ラインストーン)を埋め込んでキラキラさせると、一気に華やかさや爽やかさがアップします。
社員の平均年齢が若い会社や、女性社員が多い華やかな業界の会社ではスワロフスキー等の石入れデザインも大いにありです!ただし、入れすぎると男性社員が身につけるのを嫌がる場合もあるのでバランスが大切です。特に女性向けの認定バッジやインセンティブバッジには非常に適しています。
9. 部長は星2つ、役員は星3つ、社長は星4つ?(階級・グレード化)
社章の型(金型)自体は同じものを使いつつ、材質を真鍮から銀や金に変えて役員向けにグレードの高い社章を用意したり、役職や階級があがるごとに星(スター)の数を増やしていくという工夫も効果的です。
社内資格の認定バッジでも、上の級や資格に合格するたびに星が増えていくデザインにすれば、社員のモチベーション向上にもつながります。「あなたの社章は星いくつですか?」と社内での会話も弾みます。
10. 裏に「純銀」の刻印がはいってる?(本物志向の証明)
お持ちの社章の裏側を見てみてください。もし**「純銀」**や**「SILVER」**という刻印が入っていたら……おめでとうございます!とても良い会社に入社されましたね!
もちろん刻印がないから駄目というわけではありませんが、社章を純銀(シルバー925)でしっかり作り込んでいる企業は、細部や本物の価値に妥協しない本物志向の素晴らしい会社である証拠と言えます。
11. シールや印刷は安っぽくなりやすい&メイド・イン・ジャパンの職人仕上げを
シールやダイレクト印刷のバッジにすれば細かいデザインや多色グラデーションも表現できますが、どうしても平面的な印刷物であるため立体感がなく、安っぽく見えてしまいがちです。
やはり良い社章をつくる絶対条件は、**重厚な鋼の金型でプレスし、腕のいい職人の手でしっかりと磨き上げられていること**です。この条件がそろえば社章が安っぽくなることはありません。
ある程度の数量がまとまれば海外で製造したほうが安く仕上がるのも事実ですが、社章は日本独自の誇るべきビジネス文化です。ぜひ日本製(メイド・イン・ジャパン)の社章を選んで、「うちの社の社章は、日本の腕のいい職人が作った本物なんだよ!」と誇りを持って身につけてみてください。
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