世界の金の量はプール3杯分らしい

先日、毎年恒例の今年の漢字が発表されました。

2016年、今年の漢字は「」でした。

金に関係するニュースとして、ポジティブなものは、今年のリオオリンピックで日本選手が金メダルラッシュの活躍があったこと。

ネガティブなものは、前都知事による政治資金私的流用の問題や、東京オリンピックの会場見直しなど財政やお金の問題。

あとは金髪でゴールドイメージの不動産王ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領選挙で勝利したこともあります。

トランプ大統領誕生。30万円の純金iPhoneも登場

金とカネ、名誉と不正、むかしから今も人類は金の魔力にとりつかれているのかもしれません。

 

人はゴールドが大好き

そもそも人類はなんで金・ゴールドが好きなんでしょうか?

紀元前6000年ごろにはシュメール人が金の装飾品を身につけていたそうです。

現代でもアクセサリー、ジュエリー、メダル・コインの製造でも「金」は利用されます。

(たしかに今年は「金」地金でのコインなどの製造の問い合わせが多かった)

かの有名なツタンカーメンの黄金のマスクのように当時の権力者に金が集まっていたのも想像できます。

そう、金は希少価値がとてもとても高い金属です。

人類がいままでに採掘した世界の金の産出量は50mプール3杯分くらいといわれています。

今までに採掘された15万トンの金を比重から体積に計算するとだいたいそのくらいです。

意外ですよね!これだけしかないんです。そりゃあ貴重なわけです。

日本では鹿児島県の菱刈鉱山が最大の金鉱山ですが世界的にみると大きくはありません。

現在は南アフリカやオーストラリアが金の大産出国です。

ふつうの鉱山は1トンの岩石から金は3gくらいしかとれないそうです。

希少性がはんぱなく高い「金」、純金(24金)がもつ金色は本当に美しく最高の輝きです。

やはり金には魔力があるかもしれません。

『えっ、オリンピックの金メダルは純金じゃないの? 』

 

金は星の爆発で生まれた?

金が貴重なのはわかりました。

鉱山を掘っても掘ってもわずかしかとれない金。

金はどこからきたんでしょうか?

調べていると事実は分かっておらず複数の説があります。

一説では宇宙の歴史で何回かしか起こっていない中性子星の衝突による大爆発で金や亜鉛などの鉄以降の金属が誕生したのではと言われています。

その金を含む隕石が地球に激突したのか、それとも地球誕生のときに金が存在したのでしょうか。

星の大爆発で金が生まれた。

壮大なスケールのはなしです。

ずっしり。1オンスの金貨の重さを知ってるかい?

 

西洋の錬金術の歴史でも金はけっきょく作れませんでした。

理論上では金は人工的に作れるそうです。

金より原子番号の1つ大きい水銀(原子番号80)の原子核崩壊によって可能だそうですが、ものすごいコストと年月がかかるそうで現実的ではないそうです。

ちなみに金の原子記号は「Au」、原子番号は79。ラテン語のaurum(アウルム)からきています。銀のAgはラテン語のargentum (アルゲントゥム)に由来しています。

金の特性は、重く(金の比重は約19.3)、柔らかく、延性および展性に富む。空気中で錆びない。金の融点は1064℃で鉄や銅と比べると低い。

まだまだ金は鉱山の発掘にたよるしかありません。

それも枯れてしまったら、可能なのか分かりませんが、海底鉱山に金を発掘しにいかないと金がまったくとれなくなる時代がきてもおかしくなさそうです。(終)


製造業 ブログランキングへ

 

小ロットからオリジナルコインやアクセサリーの製作はこちら

 

 

SAKAMOTO公式LINEアカウントです!
友だち追加

[catlist numberposts=5 date=yes search=”純金” ]

「世界の金の量はプール3杯分らしい」への11件のフィードバック

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください