オリジナル『WASEDA 記念バッジ』が完成しました

Twitterで近況を報告していましたが、弊社SAKAMOTOで企画・製造を少しずつ進めていたオリジナル『WASEDA 記念バッジ』が完成しました。

 

 

SAKAMOTOの社章製造の職人技術で高級感のあるバッジを目指しました。

まずは原型となる金型を製造。磨きで鏡面の輝きにするために金型も丁寧に磨きます。

 

次に製造した金型をつかい、もっとも美しく仕上がるプレス製法でバッジを製造します。プレス以外にキャストや大カストなどいろいろな作り方がありますが、今回は最も仕上がりがよくなるプレスで。写真は真鍮に試し打ちしたもの。

 

 

最後に丁寧に磨いたあと金鍍金をかけて完成です。

 

ギャラリー

早稲田 WASEDA 記念バッジ ゴールド1 GOLD
完成したWASEDAの記念バッジ。丁寧に仕上げたゴールドの輝きが美しいです。
早稲田 WASEDA 記念バッジ ゴールド1 GOLD
シンプルで洗練されたデザインで、サイズもちょうどいいのでスーツとの相性も良し。
早稲田 WASEDA 記念バッジ ゴールド1 GOLD
弊社の丸坂社章とWASEDA社章のダブルで付けてみました。なかなかかっこよくないですか笑?

 

高級感のあるかっこいい社章・記念バッジの製作はこちら↓

社章・認定バッジの 作成

徽章とは?徽章の歴史、徽章と記章との違い

SAKAMOTOでは創業以来、主に徽章の製作、特に金型の製造に携わってきました。

最近では、徽章(きしょう)という言葉をあまり聞かなくなりましたので、あらためて徽章についてまとめてみました。

 

徽章とは?

徽章とは?徽章の歴史。徽章と記章の違いについて。

徽章は もとは騎馬武者が担ぐ旗印でした。徽・記・章は「しるし」を意味する漢字ですが、歴史的には騎馬の旗印で、現代ではそれが 身分や階級をあらわすものとなっています。

そのため現在では、身分・役割などをしめす メダル・ボタン・バッジ・ペンダント・ワッペン・トロフィーなどをまとめて徽章と呼んでいます。たとえば軍隊が身につけるバッジや 弁護士バッジなども徽章の一部です。

 

よみがえれ、かっこいい社章

 

徽章の歴史

徽章の歴史は西暦600年ごろから始まると言われています。

中国から伝わった金工技術が江戸・明治時代まで発展していきました。明治時代には西洋化が進み、錺職(かざりしょく)や金工職人の手によって、武具などの家紋がボタンやバッジなどの装身具・勲章へ変化していきました。

東京では数多くの徽章屋が誕生し、全国に広がっていきました。特にもともと錺職が多かった浅草周辺や御徒町は徽章業が盛んでした。

徽章業発祥の地2
徽章業 発祥の地

 

徽章と記章の違い

徽章と記章は同じ読み方ですが、違いはあるのでしょうか?

記章は、参加者や関係者に対して記念として与えられるしるし(メダルなど)を指すようです。そのため 身分や階級をしめす徽章とはじゃっかんの違いがあるようです。

また徽という漢字が常用漢字ではないため、法令的には徽章を記章と記載します。今はあまり使い分けは意識しなくてもよさそうです。

簡単に徽章とは何か、徽章の歴史、紀章との違いについてまとめてみました。最近あまり聞かれない言葉なので参考になれば幸いです。

 


ブログ「東京のメダルとコインの製作所」

 

社章・認定バッジの 作成

社章の作成費用について

→オリジナルコイン 記念メダルの作成費用についてはこちら

 

社章の製作 の費用は、基本的に 金型代加工賃(単価 ×コインの枚数)の合計できまります。そのほかにオプションでサンプル代やケース代がかかります。

 

製作費用 = 型代  + 加工賃

 

1. 型代について

社章は基本的には表面のみのデザインですので表型代がかかります。(裏面に文字などが入る場合は裏型代がかかる)

金型代は 社章 のサイズやデザイン・彫り方によって決まってきます。以下の表は目安の金額です。

また社章の形が丸以外の場合、たとえば四角の場合は、金型代のほかに抜き型代という周りを切り落とすための型が必要となります。

 

社章の金型代(目安)

四角の社章の場合平彫りの場合肉彫りの場合
金型代25000−35000円30000−70000円
抜き型代10000−20000円

 

2. 加工賃について

社章作成に関する加工賃には、材料代・製造・磨きメッキなどが含まれます。

社章のサイズ・仕上げ内容・枚数などで変わりますので、問い合わせフォームやお電話でお問い合わせください。

 

社章製作の加工賃(目安)

四角の社章を100個製作する場合

社章 の 仕上げ製作単価
金メッキ社章850−1000円
銀メッキ社章850−1000円
いぶし社章850−900円
色入れ社章900−1200円

 

3. その他にかかる費用

上記以外にかかる費用について。

 

社章のサンプル代

弊社のサンプル作成は量産するときと同じものを作ります。金型をつくってからサンプルを作ります。そのため金型代サンプル代がかかります。

サンプル作成はオプションですので省略することが可能です。その場合は、金型を粘土もしくは鉛に打ったものをお客様のほうで校了いただいてから量産を開始いたします。

 

社章のケース

社章をいれるケース代がかかります。プラケース・ビロードケース・桐箱など。

 

コインの見積もり(例)

こちらのお見積もりは1例で 製作物のデザイン・仕様によって変わりますのでご注意ください。

四角社章・金メッキ・100個・プラケース入りの場合

金型代  表型のみ 28000円
抜き型代 15000円 
社章製造代 単価 900円(サンドブラスト+金メッキ仕上げ)
プラケース 単価 60円
サンプル代 1組 8000円

 

 

社章の製作に関するページはこちら

 

以上、オリジナル製作に関する費用についてご説明いたしました。

このようなオリジナルの製造が初めてのかたは、わからない点もおおいと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせフォーマットからご相談ください!

これまでの製造実績をもとにデザインや仕様についてもご提案させていただきます。

 

 

 

社章製作の専門サイト「BADGE MAKERS (バッジメイカーズ)」をスタート

株式会社SAKAMOTOの新しい社章専門のWEBサイト「BADGE MAKERS(バッジメイカーズ)」をスタートしました。

BADGE MAKERS(バッジメイカーズ)のコンセプトは「よみがえれ、かっこいい社章

昔から徽章の世界で継がれている「金型・プレス・磨き」でつくるクラシックで高級な社章づくりで、本物志向のかっこいい社章をプロデュースしていきます。

これまでも社章のページは用意しておりましたが、より専門的に、よりお客様の製作のサポートになるように、独立した社章専門のサイトにしていきたいと考えています。(まだ作り立てなので少しずつ内容を充実さ)

社章のデザインやどのように作られていくか、仕上げの違いでどのように見え方が変わるかなど、掘り下げてご紹介いたします。また製作実績なども少しずつ足していきます。

こちらの公式サイトでも新しいBADGE MAKERSからお問い合わせいただいても、製作のサポート内容は変わりませんので、そこはご安心ください。

それではどうぞよろしくお願いいたします。坂本。

 

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社章の金型について

よい金型からよい社章がうまれる

社章を製作するためになぜ金型が必要なの?

新規のお客さんからときどき聞かれる質問は、「小ロットなのに社章の金型は必要でしょうか?

つまり、金型代をかけないでコストをおさえたい、ということなのですが。

結論としては、金型をつくれば良い社章が作れます。つまり高級な社章は「金型でプレスして研磨するもの」といっても過言ではありません。

そもそも金型というのは、表面や裏面の模様をだすために作られます。

金型があることで量産のときのスピードが上がり、品質も安定します。そのため社章やメダルを作る場合は、基本的に金型が必要です。

社章・認定バッジの 作成

 

金型をプレスして美しい模様をだす

社章やバッジを製作するうえで、製造方法はいくつか存在します。

ひとつは前述したプレスで、金型をのうえに金属の板をセットしてプレスして模様をだします。もうひとつはキャスト・鋳造と呼ばれるもので、金属を型に流し込んで整形するものです。

どちらもメリット・デメリットがありますが、高級な社章を製造する場合は「プレス」で製造することが答えになります。

なぜプレスなのかというと、

プレスというのは金属を50−100トンという大きな力で上からたたきます。その過程で金属の板は固くしまり、表面の模様は角がぴしっとでた美しい模様が浮かび上がります。(逆にぴしっと模様がでないと、私たちは「角がだれてる」などと表現します。

また高級品か否かを見極める要素に磨きの美しさがありますが、プレスされたものは一流の職人が磨くと最高の品物になります。キャストのものは金属のなかに空気の気泡が混ざりやすく、磨きでそれがでてしまうため、徹底的に磨くことが難しくなります。

以上、すこし専門的な話になっていましたが、良い社章には「金型」が必要だよ、というお話でした。

 

会社の顔になる誇り高い社章の製作はこちらをご確認くださいませ!

 

 

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