最近、「社章」の製作依頼のお問い合わせが増えてきました。
とくに中小企業やスタートアップのIT企業からご連絡をいただきます。
前回でもふれましたが、社章は買い物機能やセキュリティ機能などがついた社員証と比べるとアナログなものです。金属製の小さなバッジです。
有名企業の社章をつけてるとモテる?
もしかしたら「有名企業の社章だとつけてるだけでモテる!」という機能はあるかもしれません。
なぜ企業は、今、社章を求めるのでしょうか?
「社章」を製作するタイミングはおもに3つあります。
- 会社・ビジネスを立ち上げる。
- 会社が東証一部に上場する・次のステージにあがる。
- 社員が増えて追加で社章を製作する。
社章のブランディング
社章には、会社のロゴや社風を社会に浸透させたいという外に向けてのアピールの側面があります。
また働いている社員が胸につけて誇りをもてる、モチベーションアップにつながるという内に向けての側面もあります。
つまり会社の顔となるロゴ・社名を彫り込んだ金属のバッジを胸につけて営業・ビジネスするということは、「身につけるブランディング」としてもっとも適した形かもしれません。
「ブランドのはじめかた(中川淳)」から引用すると、右肩上がりの成長が当たり前ではなくなったこの時代に必要な経営感覚は「いかにして売り上げを上げるか」ではなく「いかにしてブランド力をあげるか」とあります。
いま大中小それぞれの企業がブランド力の向上・ブランディングに力を注いでいます。
そしてブランドの顔である「社章」を身につけて営業するというシンプルなビジネススタイルは、
「王道」ですが再び価値が見直されているのかもしれません。
社章は 日本独自の文化
あまり知られていませんが、社章は日本独自の文化です。
社章をみにつけてビジネスするという文化は海外では一般的ではありませんでした。
社章の歴史はけっこう古いのでデザインも古いものが多いです。(東京都千代田区は徽章業発祥の地)
また古いデザインでいまものこっているものは、いわゆるクラシックと呼ばれるものであり、時代の波で色あせないと思います。
もうひとつ、社章は安っぽくしないことが重要です。
もちろん経済活動ですので、できるだけ社章にお金をかけたくない、という考えになりがちです。
しかしできるだけ「安く安く」でつくったバッジはどうしても安っぽくなります。
会社の顔となる、ブランド力を上げたいとつくった社章が、安っぽかったら目的と矛盾しますよね?
(安っぽい会社とみられるかもしれない)
新しい時代、ブランディングを求める企業、デザイン、製造で生まれる素敵な社章は「ブランディングバッジ」。
ブランディングバッジが会社をキラキラ輝かせることを楽しみにしてます。
—
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
よろしければ下記をクリックして応援してください (^_^)
前回の記事
「「社章」は会社のブランド力を1.3倍あげる?」への1件のフィードバック