1: 1.618 美の追求は「黄金比」をさがす旅?

この数字をみてビビッときましたか?いや、きてなさそうですね。(数字マニアかジョジョオタくらい)

ジョジョにおける『回転』という概念

 

そう、1: 1.618は「黄金比」。「黄金長方形」(Golden Rectangle) の縦横比でもあります。

日本の名刺は「黄金長方形」になっているそうで、もっともバランスがとれて美しいとおもう四角は黄金比なのです。

黄金長方形のなかに最大の正方形をつくると残りの部分がまた黄金長方形になります。

その長方形に同じように正方形をつくると永遠に黄金長方形がつくられていきます。

またこれらの正方形の対角をカーブ線でつないでいくとオウムガイや巻貝の貝殻にみられる螺旋模様(対数螺旋)になります。

またフィボナッチ数列を正方形の一辺として重ねていくとほぼ黄金長方形になるそうです。

自然のなかにある美しさ、たとえば渦巻き模様、昆虫の触覚のカーブ、波の形、雲の形、人の顔など、「美しい」と人がおもうものには、数学的な美しさで表現されているものが多いです。

ミロのヴィーナスは足元からへそまでと、足元から頭頂部までの対比が 1: 1.618。

モナ・リザの顔の縦横比も黄金比。モナ・リザの作品のなかには多くの黄金比が見つかるそうです。レオナルド・ダ・ヴィンチは人体の比率なども研究してましたから、意識的に黄金比をつかってた可能性が高いのでは。

おもしろいのは古来日本では「白銀比」がつかわれたそうです。比率は 1: 1.4 (正確には 1: ルート2 なので 1: 1.414…)。

日本の美術や建造物で用いられることが多く、大和比とも呼ばれる。長方形の長辺を中点で2分割してできた長方形が、元の長方形と相似であるようにした場合、その辺の比が白銀比である。

私たちも表彰メダルや社章バッジ・タイピンなど、製造前のデザイン部分からスタートする仕事もありますので、美しいデザインについて研究しないといけません。

桜を見ながら黄金長方形を探してます!

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「社章」は会社のブランド力を1.3倍あげる?

最近、「社章」の製作依頼のお問い合わせが増えてきました。

とくに中小企業スタートアップのIT企業からご連絡をいただきます。

前回でもふれましたが、社章は買い物機能やセキュリティ機能などがついた社員証と比べるとアナログなものです。金属製の小さなバッジです。

 

有名企業の社章をつけてるとモテる?

もしかしたら「有名企業の社章だとつけてるだけでモテる!」という機能はあるかもしれません。

なぜ企業は、今、社章を求めるのでしょうか?

「社章」を製作するタイミングはおもに3つあります。

  1. 会社・ビジネスを立ち上げる。
  2. 会社が東証一部に上場する・次のステージにあがる。
  3. 社員が増えて追加で社章を製作する。

 

社章は「ブランド」を演出する。

 

社章のブランディング

社章には、会社のロゴや社風を社会に浸透させたいという外に向けてのアピールの側面があります。

また働いている社員が胸につけて誇りをもてる、モチベーションアップにつながるという内に向けての側面もあります。

つまり会社の顔となるロゴ・社名を彫り込んだ金属のバッジを胸につけて営業・ビジネスするということは、「身につけるブランディング」としてもっとも適した形かもしれません。

ブランドのはじめかた(中川淳)」から引用すると、右肩上がりの成長が当たり前ではなくなったこの時代に必要な経営感覚は「いかにして売り上げを上げるか」ではなく「いかにしてブランド力をあげるか」とあります。

いま大中小それぞれの企業がブランド力の向上・ブランディングに力を注いでいます。

そしてブランドの顔である「社章」を身につけて営業するというシンプルなビジネススタイルは、

王道」ですが再び価値が見直されているのかもしれません。

 

社章は 日本独自の文化

あまり知られていませんが、社章は日本独自の文化です。

社章をみにつけてビジネスするという文化は海外では一般的ではありませんでした。

社章の歴史はけっこう古いのでデザインも古いものが多いです。(東京都千代田区は徽章業発祥の地)

また古いデザインでいまものこっているものは、いわゆるクラシックと呼ばれるものであり、時代の波で色あせないと思います。

 

よみがえれ、かっこいい社章

 

もうひとつ、社章は安っぽくしないことが重要です。

もちろん経済活動ですので、できるだけ社章にお金をかけたくない、という考えになりがちです。

しかしできるだけ「安く安く」でつくったバッジはどうしても安っぽくなります。

会社の顔となる、ブランド力を上げたいとつくった社章が、安っぽかったら目的と矛盾しますよね?

(安っぽい会社とみられるかもしれない)

 

新しい時代、ブランディングを求める企業、デザイン、製造で生まれる素敵な社章は「ブランディングバッジ」。

ブランディングバッジが会社をキラキラ輝かせることを楽しみにしてます。

 

オリジナルの社章・認定バッジの製作はこちら

今をとりいれて自由にデザイン。高級に仕上げる

 

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前回の記事

日本人なら知っておくべき3つの家紋とは?

社章は死んだのか?社章は日本独自の文化

 

2016年トム・ブラウン流の粋なジャポニズム

日本と世界のイイ関係

THOM BROUNE.NEW YORK2016年春夏メンズコレクションは日本を題材にしたものでしたね。

おしろいにサングラスのモデルたちが下駄に足袋、富士山や桜等日本の美しい風景の模様を施したスーツと言った出で立ちで畳の上をゆっくりと進む、なかなか斬新で興味深いステージだと思います。

トム・ブラウン流粋なジャポニズムといったところでしょうか。

スーツの模様はすべてインターシャ編だそうです。インターシャ編とは、編み機で象眼細工のようなはめ込み模様を作る柄編のことで、「象眼で飾る」という意味のイタリア語インターシアーレ(intersiare)に由来します。

インターシャ編の特徴のひとつに、薄く仕上げることがあげられ、アーガイル柄のニットなどに代表されます。上質なスーツの生地に薄く繊細に仕上げられた日本の模様は見た目だけでなく、着心地もおそらく最上級でしょう。

 

 

 

デザイナーのトム・ブラウンはインタビューで語っています。

「服作りの最高のクオリティーというものを考えたとき、思い浮かんだのは日本でした。」

日本の「ものづくり」、メイド・イン・ジャパンを高く評価する者は少なくないけれど、トム・ブラウンもそのうちの一人だと感じます。また、コレクションの服は手で裁ち、縫い合わせているそうで、彼は、「手作業により、時に生まれる不揃いさが独特の美や風合いを生み出します。」と話し、手作業の長所を的確に表現しています。

人々は、産業革命以降の利益や効率重視の視点から職人の手作業を機械化する傾向がありましたが、現代社会はそれがまた、クオリティー重視へと変換していると感じる時があります。トム・ブラウンが日本製品のクオリティーを評価していることはその一例でしょう。

日本のものづくりにはまさに、クオリティー重視である、「職人の手作業」から生まれる独特の美しさがあります。東京だけでなく、例えばニューヨークやパリのような世界都市で、デザイナーと日本の職人がタッグを組み、良質なものや芸術作品が数多く生みだされる未来もそう遠くはないのでは。

また、4年後の東京オリンピック開催を見据えても、「世界の中の日本」を意識せずにはいられません。世界が日本に注目する最大の機会に、日本はどれだけ独自の良さを見せられるでしょうか。

まずは、その良さを再認識することから始まると思います。そうするにあたり、日本で日々、素晴らしいものを生み出し続けている「ものづくり」に関わる人々にスポットライトを当てて見えてくるものがあると感じます。

 

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