先日の記事「会社設立のご挨拶」で法人設立をご報告させていただきましたが
サカモト彫刻はあたらしく株式会社SAKAMOTOに生まれ変わりました。
今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m
さて5月1日から元号が「令和」に切り替わりました。
ちょうどわたしたちの法人設立と工場・事務所のお引越しも重なり、気分一新です。特に毎日の仕事内容は変わりませんが。
令和と書かれただけのTシャツがけっこう売れてるらしいですから、ちょっとした「令和ブーム」ですよね!
現在製作中のものに令和記念の製品もありまして、想定よりも多く注文が入っているそうです。よかった よかった (^ ^)
話がかわりまして、現在、お客様の銀製の社章を製造しているのですが、どのくらいの割合で銀が入っているか聞かれました。
通常、社章など身につける装身具系の銀製品は純銀ではなくシルバー925をつかいます。
シルバー925の意味は、単純に銀が92.5%入っていますよ、ということを示しています。
純銀は銀100%でできていますが、純銀は925と比べるとバッジとしては柔らかく、落としてしまったりすると傷がつきやすいため、シルバー925のほうが多く利用されます。同様の理由で純金ではなくK18(金が75%)も利用されます。
このシルバー925にはもうひとつの呼び方がありまして、とくに欧米では「スターリングシルバー」とよびます。(正確にはシルバー925とスターリングシルバーは同義ではありませんが)
われわれ製作する側では925や950など割合でよぶことがおおいのですが、
さっきふと気になりました。
なんで「スターリング」シルバーなんだろう?
ちょっと調べたところによると12世紀ごろ、東ドイツの貨幣鋳造の職人Easterlingさんが、イギリスで銀貨(スターリング・ポンド)の鋳造技術を教えました。このときの銀の品位(92.5%)が英国の法定水準となり、1300年代から1920年までつづいたそうです。 → 英国通貨と銀(スターリング)
それで銀92.5%(残りの地金は銅のもの)をスターリングシルバーと呼ぶそうです。またsterlingには「本物」や「信頼できる」というような意味がありますが、どうやらイギリスの銀貨が法定の純度を保っている意義から転用されたものだそうです。勉強になりますね!
さて、そろそろお仕事にもどりますか。