オリジナルの勲章メダルの製作

既製品の勲章にオリジナルコインを合体させて完成 - 株式会社SAKAMOTO

AWARD MEDAL

勲章・表彰記念品の製作

社員表彰、周年記念、式典向けの勲章を、大・中・小のサイズから選べます。中央のメダル部分をオリジナルコインとして製作することで、既製品の使いやすさとオリジナル感を両立できます。

勲章・表彰記念品の製作

勲章 大・中・小から選べます

式典の格式、着用する場面、配布数に合わせてサイズを選択できます。まずは既製の勲章を選び、中央メダルを既製品にするか、オリジナルコインとして作るかを決めると見積もりが進めやすくなります。

勲章 大

表彰式や記念式典で存在感を出したい場合に向いています。

勲章 中

使いやすい標準サイズ。表彰・周年記念に使いやすいサイズです。

勲章 小

配布数が多い表彰や、控えめな記念品として使いやすいサイズです。

中央メダルをオリジナルで製作する場合、会社ロゴ、記念ロゴ、周年の数字、表彰名などを入れられます。

勲章製作の流れ

01 種類を選ぶ

勲章 大・中・小から用途に合うサイズを選びます。

02 中央メダル

既製メダルか、オリジナルコイン製作かを決めます。

03 数量・用途

必要数、表彰式や周年記念などの用途を確認します。

04 見積もり

セレモニーサーチから内容を整理して問い合わせできます。

まずはセレモニーサーチで条件を選択

勲章のサイズ、中央メダル、個数、用途を選ぶだけで、問い合わせ内容を整理できます。詳細仕様がまだ決まっていない場合も、選べる範囲から進められます。

現代の22種類の日本勲章

職人の高度な手技と伝統技法に支えられた日本の勲章は、現在22種類が存在します。その高貴で洗練された意匠美はもちろんのこと、いくつもの精密な工程を経て完成される勲章は、国内外で「最高級の工芸品・金属芸術」として極めて高い評価を得ています。
今回は、日本の代表的な勲章の種類や繊細なデザイン、普段はなかなか知ることができない造幣局での製造工程(全10工程)、そして知っておきたい「勲章と褒章の違い」について分かりやすく徹底解説します!

1. 日本の勲章の種類と意匠美(デザイン)

連載でお届けしてきた「勲章」のコラムも今回で最終回となりました。

日本の勲章は、日本独自の伝統技法と驚くほど精密な職人技術によって作られています。まずは、現在授与されている代表的な勲章の意匠(デザイン)とその歴史的背景について見ていきましょう。

最高位に君臨する「大勲位菊花章(大勲位菊花章頸飾・大勲位菊花大綬章)」

国家や社会に対して極めて顕著な功績を挙げた人物に贈られる勲章。その最高位に位置するのが**「大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)」**です。これには**「大勲位菊花章頸飾(けいしょく)」**と**「大勲位菊花大綬章(だいじゅしょう)」**の2種類があります。

大勲位菊花章頸飾(wikipediaより)

大勲位菊花章頸飾は、日本の勲章の中で唯一「首飾り(ネックレス)」の形式をとる最高峰の勲章です。繊細な彫金と七宝の中に気品と格調高さがあふれ、最高位に相応しい圧倒的な存在感を放っています。

首飾り部分の意匠は、その名の通り「菊の花と葉」をモチーフにデザインされています。菊の花は古くから日本の象徴として愛され、文化人類学者ルース・ベネディクトの著書『菊と刀』でも、日本人の精神性を表すモチーフとして描かれました。

なお、日本で観賞用として本格的に菊が栽培・発展したのは江戸時代に入ってからのことで、江戸の庶民の手によって多様で美しい大輪の菊が作り上げられました。

章章(本体)のデザインは大勲位菊花章頸飾・大勲位菊花大綬章ともに共通しており、中央には日本の象徴である「日の丸(赤色七宝)」が配置され、そこから放射状に白い光線(旭光・きょっこう)が広がる「旭日昇天」の意匠が施されています。

外周にあしらわれているのは皇室の象徴である**「十六八重表菊」**です。これは天皇・皇族のみが使用を許された格別な紋章です。

※皇室の菊紋や家紋のデザインルールについては、解説記事「家紋をデザインするなら知るべき3つの家紋」でも詳しく解説しています。

桐花大綬章・旭日章・瑞宝章・宝冠章

菊花章に次ぐ高い格式を持つのが**「桐花大綬章(とうくだいじゅしょう)」**です。中央には旭光を配置し、周囲を桐の花で取り囲む繊細な意匠となっています。

これに続く「旭日章(きょくじつしょう)」などの多くの勲章も、桐の花や葉、旭光の組み合わせがデザインの基本構成となっています。また、中央に鏡(八咫鏡)を模したデザインの「瑞宝章(ずいほうしょう)」や、女性のみに与えられる「宝冠章(ほうかんしょう)」など、現在日本の勲章は全22種類に分類されます。どれをとっても絶妙な色使いと極限まで高められた金属加工技術が融合した美しさがあります。

2. 「勲章」と「褒章」の違いとは?

国家や功労者を表飾する制度として、勲章のほかに**「褒章(ほうしょう)」**が存在します。この2つの大きな違いは何でしょうか?

  • 勲章: 生涯を通じて国家や社会に大きな長年の貢献・顕著な功績を挙げた人物に与えられる。
  • 褒章: 社会の特定の分野における「一時の優れた業績や行い」に対して与えられる。

褒章は“一時の素晴らしい功績”に対して授与されるため、同じ種類の褒章を人生の中で何度も受章(飾版の授与等)することもあり得ます。

褒章の種類は全部で**6種類(6色のリボン)**に分かれています。

  • 紅綬褒章(こうじゅほうしょう): 自己の危難を顧みず人命救助に尽力した者
  • 緑綬褒章(りょくじゅほうしょう): 長年にわたり社会奉仕活動に精励した者
  • 黄綬褒章(おうじゅほうしょう): 業務に精励し民衆の模範となる技術や実績を持つ者
  • 紫綬褒章(しじゅほうしょう): 学術、芸術、スポーツ等の分野で著しい業績を挙げた者
  • 藍綬褒章(らんじゅほうしょう): 公共の利益や社会事業、保護司などの公共事務に貢献した者
  • 紺綬褒章(こんじゅほうしょう): 公益のために多額の私財を寄付した者

記憶に新しいところでは、オリンピックで輝かしい成績を収めた体操の内村航平選手など、若くして世界的偉業を成し遂げたアスリートにも紫綬褒章が授与され大きな話題となりました。年齢に関わらず、輝かしい業績があれば評価される点が褒章ならではの魅力と言えます。

3. 職人技が生み出す「勲章の製造工程(全10工程)」

明治20年(1887年)以来、日本の勲章づくりを一手に担い続けているのが「独立行政法人 造幣局」です。現在でも約150名ほどの熟練職人たちがその技術と魂を受け継いでいます。

一つの勲章が完成するまでには、以下のような緻密な**10の製造工程**が存在します。

  1. デザイン原版の作成: 精密な立体デザインをもとに、原版を彫刻・作成する。
  2. 極印(刻印)の彫刻: 原版を彫刻機にかけ、鋼(はがね)に細部まで彫り込んで極印を作る。
  3. プレス加工(型抜き): 高圧力のプレス機に極印をセットし、金属板(銀など)へ精密に型押しする。
  4. バリ取り・ヤスリ掛け: 職人が手作業で数種類のヤスリを使い分け、外周や細部のバリを綺麗になめらかに整える。
  5. 糸鋸(いとのこ)切り抜き: 繊細な透かし彫りデザイン部分を、職人が手作業の糸鋸で1コずつ正確に切り抜く。
  6. 七宝(しっぽう)の盛り付け: 勲章特有の美しい色彩を出すため、ガラス質の七宝釉薬を筆等で丹念に盛り付ける。
  7. 焼き付け(5回の繰り返し): 電気炉に放り込んで約800度で焼き付ける作業と釉薬の盛り付けを約5回も繰り返す。
  8. 表面研磨(磨き): 焼き上がった七宝の表面を研ぎ石などで平らに磨き上げ、美しいツヤを出す。
  9. 金メッキ・仕上げ加工: 金属の露出部分に純金メッキなどの装飾メッキを施す。
  10. 組み上げ・仕上がり検品: 各パーツやリボン(大綬)を丁寧に組み立て、厳密な検品を経て完成。

いくつもの工程を経て完成する日本の勲章は、海外の造幣機関や勲章コレクターからも「世界最高峰のクオリティ」と高い称賛を受けています。

特に、菊花章頸飾の首飾り部分や文化勲章などに施されている「七宝焼き」の技術は、長年の経験を積んだ一握りの熟練職人にしか成し得ない最高峰の伝統工芸技術です。製作期間が数ヶ月に及ぶことも珍しくなく、職人たちの誇りと精神性が宿った日本の最高級美術品と言えます。


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日本の勲章の起源に迫る。秘密は七宝にあり?

勲章の起源に迫る。薩摩藩VS幕府?

古代・現代を問わず、勲章なしでやっていけた共和国があるというなら教えてもらいたい。諸君はこれを玩具だと言うかもしれないが、さて人間を動かすのはそうした玩具なのだ

市民の平等という原則への攻撃と見た者もいたが、第一統領ナポレオン・ボナパルトは国務院でこの制度をこう正当化していた

 

勲章コラムの2回目にあたる今回は、日本の勲章の歴史を中心にみていきましょう。

(前回の記事「レジオン・ドヌール勲章 〜日本勲章の手本とされた制度〜」)

 

日本で初めて勲章が与えられたのは明治8年12月30日と31日とされています。

ただしそれが「勲章」と呼ばれるようになったのは翌年、明治9年のことです。

その後、勲位菊花大褒章や大勲位菊花章、明治20年以降には宝冠章、瑞宝章などが新たに定められたのです。

それまでなかった女性のための勲章ができたのも明治20年以降のことでした。

現在の勲章は全部で22種類。

それらは、菊花章、桐花章、旭日章、瑞宝章、宝冠章、文化勲章に分けられます。

 

大勲位菊花章頸飾 勲章 記念 メダル コイン
大勲位菊花章頸飾 (wikipediaより)

 

日本の勲章の始まり

時は幕末。

討幕運動が高まりを見せ、大政奉還が目前に迫ったまさにそのころ、パリで開かれたのはパリ万国博覧会でした。

はじめて参加した日本からは、徳川慶喜の弟、松平昭武が列席しています。

出展したのは江戸幕府、薩摩藩、長州藩。そこでは出展作品である「勲章」を巡り、当時の国内情勢さながらの政治的で熾烈な戦いが繰り広げられました。ひとつの映画にもなりそうな他国をも巻き込んだ頭脳戦の一部をここで紹介します。

 

パリ万博 日本は勲章作品を出展

 

まず、タイトルのごとく薩摩藩VS幕府という図式。

ここに強豪、長州藩の名前があがらないことに違和感を覚えます。後に明治維新を牽引することとなる彼らが出遅れた理由、それは国内政治に足を引っ張られていたためと考えられます。

当時は幕府による長州征伐に苦しめられていました。対応に追われる長州藩はパリ万博まで手が回らなかったのでしょう。

一方、薩摩藩が幕府に台頭できたのには、ベルギーに城を所有するフランス人のコルト・モンブラン伯爵の存在がありました。

モンブランは日本から利益を得ようと幕府に接触を試みるも幕府の財政難によりすげなく断られてしまいます。

以降、五代友厚ら薩摩藩の青年たちとパリ万博に向けての出展を模索しはじめます。

やはり良いものをつくるにはそれなりの資金が必要のようです。

薩摩藩は“モンブラン”という資金源を早いうちから確保していたのです。

薩摩藩台頭の理由にはもう一つあります。

それは、藩という小さい単位で計画を進めていたため情報の把握が早く、俊敏に行動できたということです。

比べて幕府は大きくなりすぎました。

そうでなくとも国内は尊王攘夷と倒幕運動で揺れていましたから勲章の製作に心血を注ぐ間もなかったはずです。

「少数精鋭」を地で行く薩摩藩は幕府をも成し遂げなかった日本の勲章の原型を見事に作り上げたといえます。

 

勲章の鍵は七宝にあり?

薩摩藩がつくった勲章は「薩摩琉球国勲章」と呼ばれます。

薩摩琉球国として独立国家としているところが、当時はまだ一つの藩に過ぎない故、国家に忠義を尽くさざるを得ない状況が見て取れます。同時に、それでも一つの国家と名乗りを上げたことに薩摩藩の気概を感じるのは私だけでしょうか。

事実は定かではありませんが、薩摩琉球国勲章はフランスで作られたものではないかともいわれています。

その根拠は、勲章の中央にある七宝部分です。

当時、日本で七宝を作れるのは幕府側の人間であった平田彦四郎ただ一人でした。

ここにもやはり構想段階から薩摩藩とつながりのあったモンブランの存在が見え隠れしています。

山動く時の前には決まっていくつかの小さな事象があるものです。薩摩藩と幕府の勲章を通した一連の出来事はまさに明治維新前のそれにあたるのではないでしょうか。

 

前回の記事へ → 「レジオン・ドヌール勲章 〜日本勲章の手本とされた制度〜

 


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前回の記事

日本を代表する3つの家紋とは?

世界の金の量はプール3杯分?

 

フランス レジオン・ドヌール勲章 ~日本の勲章制度の手本とされた制度とは~

「古代・現代を問わず、勲章なしでやっていけた共和国があるというなら教えてもらいたい。諸君はこれを玩具だと言うかもしれないが、さて人間を動かすのはそうした玩具なのだ」

市民の平等という原則への攻撃と見た者もいたが、第一統領ナポレオン・ボナパルトは国務院でこの制度をこう正当化していた

 

みなさんは勲章に対してどんなイメージを持っていますか?

ありがたい賞、文化勲章、黄綬褒章、偉い人がもらえる賞など肯定的な見方の一方で、「国からもらう勲章なんて…」と、少し否定的な態度の人もいるかもしれません。

勲章に「国」のイメージが付きまとうのも無理はありません。

勲章は国家や元首の存在なしには成り立たないものです。

お山の大将が配下の者に褒美を出す。勲章とは本来そういう性質を持つものです。

そうはいっても、実際に勲章・褒章のメダルをもらえるとなれと、ほとんどの人は喜ぶはず。それは否定的な人でさえも…です。

放蕩息子が○○勲章をもらえばその親は手のひらを返して、息子を誇りに思うなどと口にすることでしょう。

勲章には人を喜ばせるだけの力があるということです。勲章の権威が薄れつつある現代でもなおその力は失われていません。

勲章の力を支える2本の柱は“制度”と“品質”です。勲章が勲章たるゆえんを定める制度があり、さらには最高のデザインと匠の技でつくる高い品質があるからこその“力”なのです。

ここでは3回にわけて、勲章にスポットライトを当てていきます。

その1回目となる今回は、日本の勲章制度の元となった、フランス・レジョンドヌール勲章の制度を見ていきましょう。

 

レジオン・ドヌールの制度は意外とシンプル?

レジオン・ドヌール勲章は今年、北野武氏がフランス政府から授与されたことで日本でも話題になりましたね。

正直なところ、それっていったい何?どれだけすごいの?と思った人は少なくないでしょう。

レジョンドヌールはフランンスの最高勲章

1802年にナポレオンが作ってから現在まで長い歴史を持つ権威あるフランス最高の勲章です。

国の政治が変わっても勲章という制度が廃止されることなく、ここまで長く続いているのは驚くべきことだと思いませんか?

勲章に限らず、いわゆる“褒美”の価値を保ち続けるのは簡単ではありません。

レジョンドヌールがそれを成し得ている秘訣は、制度にあります。レジョンドヌールに関する法律はいくつかありますが、基本的なところではナポレオンが定めたものと変わっていません。

それはいたってシンプルで、「国家への奉仕によって与えられること」と「定員が決められていること」です。

国家が国民に与えるのがレジョンドヌールの基本形なので、その国家に属している人でなければもらえないということになります。ここで1つ疑問がわいてきますね。北野さんはどうしてもらえたのでしょうか?

1804年に特例昇級という新たな規定が付け加えられたことにより、外国人にも勲章を与えることができるようになったのです。しかしフランス人と外国人に与える勲章の中身は全く同じというわけではありません。

細かすぎるので詳しくはふれませんが、興味がある人は調べてみると面白いですよ。

 

レジオンドヌール勲章メダル
第二帝政期のレジオンドヌール勲章頸飾

レジオンドヌール勲章(wiki)

また、レジョンドヌールは国家に貢献した人でなければ与えられません。国家に貢献しているというなら、ほとんどの人が当てはまるように思います。一般庶民の中にも国家のために働いている人がたくさんいるじゃないかと。

ここでいう貢献は、自己犠牲を含みます。自分の利益をなげうって国に尽くす人でなければその資格はないとみなされます。

レジョンドヌールの定員数は、法律に規定されていて、それを守らないことは許されません。厳格なまでに定員数を守り続ける理由は、インフレ化を防ぐためです。

レジョンドヌールが街全体に配られるとしたら、ありがたみは薄れますよね。めったなことではもらえないモノだからこそ、褒美には価値が生まれるのです。

勲章を見たことがありますか?

勲章とメダルはデザイン・形状が少し違います。メダルは基本的には丸いものが圧倒的に多いですが、勲章はレジオンドヌールのように先端がとがっていたり、月桂樹がついていたり、よりバリエーション豊かなデザインで装飾も豪華です。勲章バッジもあります。勲章のデザインについては後ほどのコラムで紹介したいとおもいます。

 

現代のレジョンドヌール?

レジョンドヌールに代表される勲章制度は、現代に生きる私たちには馴染みの薄いものと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。勲章という名こそついていないものの、私たちのまわりにはそれに似た制度が存在しています。

例えば、企業の表彰制度です。最近では、社員を表彰したり、メダルを与えたりするシステムをとりいれる会社が増えています。そこでは、会社が国家、社員が国民に当たり、会社に貢献した人物に褒美を与えるという図式が成り立っています。

表彰制度のメリットは、社員(国民)のモチベーションアップにつながることです。金一封やあまりほしくない景品をもらうよりも勲章・メダルが授与されることは企業で戦うビジネスパーソンの誇りになりますし、評価されたんだということを実感できます。

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所属する社会から認められ、高い評価を受けた人は充実感や幸福を感じると同時にさらなる自己犠牲を惜しみません。ある意味、残酷とも思われる制度は、双方にとって“ラッキー”なシステムなのです。

レジョンドヌールやそれに似た多くの制度は、人の心理をうまくついた人心掌握術という側面を持っています。それにいちはやく気づき、制度として確立させることで統治に役立てたのはナポレオンでした。彼の非凡な才能には驚かされますね。

さて一方、日本で勲章制度が整ったのは明治時代に入ってからのことでした。次回はレジョンドヌールを参考に日本の勲章を作り上げるところのお話です。“力”を支える柱のもう1つ、品質を巡って、政府と薩摩藩が攻防を繰り広げます。

2回目もお楽しみに!

勲章の起源に迫る。薩摩藩VS幕府の熾烈な争いとは?」に続く

 


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